幻に終わった五新線の遺構を少し見てきた
1959年には五條から西吉野村の城戸まで路盤が完成したが西吉野村は五新線をバス専用線としての開業を主張したが近鉄は御所線を五條まで延伸し乗り入れを表明。また南海も橋本経由で気動車の乗り入れを表明したことにより混乱したらしい。結局出来ている一部路盤を国鉄バスが暫定活用し開業したがその後1982年には工事は凍結され列車が走ることは幻となった。バスは国鉄-JR-奈良交通と引き継がれたが2014年に廃止された。
コンクリートの立派なアーチ橋。紀州街道の神田橋のところにあります。
ちょうど紀州街道を越えた所でバッサリ途切れております。
この先は吉野川。架けられる前に工事が凍結された吉野川橋梁。橋脚は作られたらしいがもう既に撤去されてる。
アーチの下の木。この木成長するとどうなるのだろう?
不法投棄等も目立ちます。
このアーチ橋全部で何連あるのか?
アーチ橋は国道24号を越えてまだ続きます。右にゆるくカーブしながらレベルを下げ和歌山線と合流し五條駅に入ります。
吉野川を越えた向こう側にも橋梁やトンネル等遺構が多く残ります。またいつか行きたい。